ペットと暮らす間取りのコツ
ペットと言えば家族の一員。間取りを考える際にペットのことも考慮するのは当然のことですよね。ここではペットと暮らす間取りのコツを考えてみたいと思います。
まず、知っておいてほしいのが犬や猫と言ったペットは繊細な生き物で人間と同じように自分のスペースを必要としていること。何も専用の個室を用意しろとは言いませんが、出来ればリビングの隅などにペットスペースを用意してあげてください。ドアなどは必要ないので、三方が壁で囲まれていて、天井が少し低めの空間を与えてあげましょう。
自分のスペースだと認識すれば、ストレスが溜まった時や不安な時にそこでリラックスしてくれるはずです。ちなみに、見晴らしのよいバルコニーをペットが喜ぶと勘違いして設置する方がいますが、これは逆効果。実は犬にとって周囲が見渡せる状況というのは、それだけ警戒すべき場所が増えることと同義です。年がら年中そんなスペースにいてはストレスがみるみる溜まってしまうので、なるべくストレスを溜めこまないスペースを用意してあげましょう。
それでも吠える回数が多かったりする場合は間取りの問題ではなく、もっと構ってほしいのかもしれません。時間がとれる時にはペットと一緒に。これもペットと楽しく暮らすうえでは欠かせない行為です。また、ペットが入っていい場所と入ってはいけない場所は事前にしっかり区別しておきましょう。入ってはいけない場所には柵を設置したりすることで、ペットと人間の住み分けを行います。
それと、犬の場合は散歩があるので大丈夫ですが、猫は散歩が出来ない分どうしても運動不足になりがち。ですので、猫の入れるスペースのどこかにキャットタワーやキャットウォークなど、猫用の遊び場を設置するといいでしょう。間取りを調整すればそこまで難しい話ではないはず。
最後に、ペットと暮らす方は収納を多くするのが基本。物を出しっぱなしにすると猫や犬にかじられたり、ひっかかれたりすることもありますからね。なるべく大事なものはしまうように意識しましょう。