注文住宅の間取りの工夫!

高齢者に優しい間取りのコツ

高齢者に優しい間取りのコツ

高齢者に優しい間取りで何が重要かと言えば、それは安全性。高齢になってくるといつ倒れるかもわかりませんからね。出来るだけ暮らしやすい間取りで安全性を高めましょう。

まず一日の大半を過ごすリビングダイニングから。ダイニングについてはテーブルとイスという固定概念がありますが、高齢者に優しいという意味では畳がおすすめ。足腰が弱ってくると椅子に座っているのが辛かったりするもの。後は単純に昔の方は畳の方が馴染みがあると思います。畳コーナーをイスと同じくらいの高さにしておけば、わざわざテーブルを買い直す必要もありませんし、イスと使い分けることも可能。さらに下の部分は収納に使えます。低い位置の収納は高齢者にとって重宝するものですよ。

また、リビングダイニングはなるべく広くして、家具の周りはそれなりの空間ができるよう心がけましょう。テーブルやイスが壁に近すぎて、通路が狭くなると足をぶつけたり、転んだりしてしまう恐れもあります。高齢者の場合はちょっとした怪我が寝たきりに繋がったりするので注意が必要です。それに今度車いすが必要になってるかもしれません。そんな時に空間が狭いとアチコチに車いすをぶつけてしまうでしょう。

キッチンはリビングダイニングが端まで見渡せるような配置がベスト。料理中でもリビングにいる夫のことを見てあげられるので安心です。さらに、忘れがちなのがテーブルやイスとキッチンの近さ。若い方であればそこまで苦にならない料理運びも高齢になってくると一苦労。キッチンとの距離が近ければ、その負担を軽減することができるでしょう。同時に片付けも楽になりますからね。近いに越したことはありません。

最後に、高齢者はトイレが近いことも多いので、トイレは寝室の近くに設置しておきましょう。理想としては寝室から廊下に出て目の前。家庭によっては寝室からトイレに繋がる扉を設置することもあるようです。特に抵抗がなければ、それもいいかもしれません。